お米の賞味期限って?

目次

「お米に賞味期限や消費期限てあったっけ!?」

そんな声を聞くことがあります。

1)精米年月日と賞味期限

実は、お米には賞味期限や消費期限の表示はされていません!

これらの表示義務はなく、代わりに精米年月日の表示が義務付けられています。

精米表示例

消費者庁より引用

精米表示例を見るとわかる通り、いつまでに消費をしなくてならないという期限がありません。

なぜ賞味期限がないのか?

お米は、「農産物」だからです。

そもそも賞味期限や消費期限は「加工品」に義務つけられてること。

野菜や果物、お米などは、収穫したままで販売される「農産物」です。

農産物は基本的には賞味期限の表示の義務はありません。

お米に関しては、袋つめなどの容器に入っている場合は、上記のような表示の義務がありますが、賞味期限はやっぱりありません。

では、結局のところ、いつまでに食べきれば良いのでしょうか?

それは、お米の鮮度を考えて見る必要があります。

玄米

2)お米の鮮度

精米したお米は、野菜やお肉と同じ「生鮮食品」です!

お米のイメージは、保存食品と思われがち。常温で何ヶ月も保存が出来るのでは無いかと。

確かに、玄米としては長期保存が出来ますが、ここでは精米の話に限って進めて行きます。

例えば、半年間常温で保管していた精米も、確かに食べられない事は無いですけど、鮮度が落ちていて食味は落ちます。

野菜や果物などの鮮度は分かりやすいと思います。

野菜

表面がしなびてシワが出来たり、色が変わってきたり、においが違って来ることもあります。食べても美味しくは無いです。

そして、お米の鮮度とはズバリ、「酸化と乾燥」です。

刈り取った稲は、籾摺り(もみすり)、粒度調整して、玄米となります。

この玄米を精米機で精米した時から、お米の酸化と乾燥が始まります。いわゆる鮮度が落ち始め、劣化が始まるということです。

精米したてのお米は、モチモチと粘り気があり、ふっくらして、甘くて美味しいです!

しかし酸化と乾燥が進むと、パサパサと固くなり、甘みも旨味も消えてしまいます。

そして、精米したお米の鮮度を見た目で判断するのは難しいです。

3)お米は、いつまでに食べればいいの?

精米年月日から、「3ヶ月以内」に食べきりましょう。

結局は、精米したてが一番美味しいです。

3ヶ月というのは、お米を美味しく食べられる目安。

人によりその基準は違うと思いますが、一般的には3ヶ月以内が目安ではないでしょうか。

ただ、保管状態によって、鮮度の落ちる速さが変わってきます。

特に、夏場など気温が高い場合は早めに食べることをお勧めします。

出来れば、1ヶ月くらいで食べきれる量をこまめに購入するのが良いと思います。

ざまさんちのお米

4)自家精米という贅沢!

精米したてが一番美味しい!

これは、みんなが認めることでしょう。

そういうことなら、毎回、炊飯器で炊く分のお米を、その都度精米するのが一番美味しいのではないかと、気が付きますよね!

確かに最近は、家庭用の小型精米機が、家電量販店さんなどでも販売されています。

精米機

お米を研ぐ前に、精米する一手間を加える。う〜ん、贅沢ですね!

食にこだわるグルメな方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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